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家康の天下取り

関が原、勝敗を分けたもの
家康の天下取り


加来耕三 /著

ISBN978-4-8069-1795-3
C0021 \1800E

定価1,980円(税込)

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英雄的偶像とはほど遠い
“凡庸”な家康が思考した戦略と指導力
三河の“田舎者”家康はどうやって乱世を生き抜いたのか?75年の生涯のうち「関ヶ原の戦い」にスポットを当て、家康の戦略と統率力を探ります。
詳細
刊行に寄せて
はじめに
関ヶ原の合戦分布図
序章 関ヶ原に家康のすべてがある
 誤解される家康
 徳川家代々の”血”
 松平家を凌駕していた酒井家
 家康の凄味は”素知らぬ体”
 「徳川どのは惨いことはしなさらぬ」
 家康が創り上げた日本人
第一章 生き残りのみを考えて
 「三河気質」
 家康の”桶狭間”
 家康流・信州奪取の法
 河尻秀隆との駆け引き
 大国北条の致命的欠点
 家康、大国北条に勝利す
 秀吉と戦うべきか
 織田信雄という人
 秀吉対家康の外交戦
 小牧・長久手の戦い
 秀吉と家康の差異
 小牧・長久手の後半戦
 秀吉の胸中
 蒲生氏郷という人物
第二章 ”現実主義”に徹した戦い
 戦略と戦術の相違
 家康の江戸移封
 江戸経営と「小田原誇り」
 北条氏の錯覚は上杉謙信
 小田原征伐
 家康の受けた衝撃
 石川数正の出奔
 大国の神経と家康の情念
 家康の領国経営
 家康包囲網
 真の律義者・氏郷と三成
第三章 家康の鬱屈した情念
 葬儀のなかった秀吉
 脆弱きわまる政権
 秀吉が策した権威づけ
 石田三成の密命
 三成、出世の糸口
 近江出身の武将・藤堂高虎
 海外で求められた豊臣家への忠誠心
 加藤清正と石田三成
 清正と小西行長の行動様式
 朝鮮出兵始末
 五大老・五奉行体制
 十人衆の矛盾
 秀吉と前田利家の”友情”
 汚名を残さなかった理由
第四章 秀吉亡きあとの政権
 ”感情”という生きもの
 動きはじめた家康
 利家死す
 家康・三成会談
 善人から悪人へ
 家康の恫喝
 嵐の前
 学問は”真似ぶ”から
 利害打算と治国平天下
 兼続の「直江状」
 二者択一を迫られた人々
 家康の出征と宇喜多秀家
 家康の攻勢、三成の不利
 大谷吉継の荷担
 縦横学の達人・恵瓊
 宣戦布告
第五章 ”天下分け目”の戦い
 西軍の作戦要綱
 崩れる「五奉行」の足並み
 三成の思惑違い
 本性からの涙
 三成の定めた関ヶ原
 家康の誤算
 福島正則への根回し
 小山評定
 山内一豊の発言
 三成の秘策
 恵瓊と吉川広家
 家康の密約
 家康、江戸発向
 関ヶ原に集結した諸将
 関ヶ原へ、西軍動く
 決戦
 勝敗を分けたもの
終章 日本人最多の典型
 関ヶ原の戦後
 家康の論功行賞
 大久保家の三河者魂
 シェイクスピア、セルバンテス、そして家康